隣の芝生は青い
求める声。それはジャンルによって違う。
僕は何が歌いたいのか?
少し前、信用出来るトレーナーの方に声を聞いてもらった事がある。透明感ある声だと言われた。それを皆理想にしている人が多いのだそうだ。
しかし、僕の出したい声は違う。ハスキーで、ロックな声に凄く憧れる。
時に繊細で、時に吼えるような力強さをもった声。スティーブン・タイラー、クリス・コーネル、ポール・ロジャース…
自分には何が足りないのか、答えは見えてる。
しかし、それには発声方法を1から見直し、新たなチャンネルを構築しなければならない。
下手をしたら喉を壊すだろう。慎重に進めなくては。
自分へのヒント
チェストボイス
プルチェスト
声帯閉鎖⇔解放
受け付けない声
ハイラリとかローラリとかってあるでしょう?
自分はどちらで歌ってるとかわかりますか?僕は中間くらいなんです。綱引きで引っ張り合うと真ん中の印がどっちつかずになりますよね。あんな感じなんです。
これってもちろん十人十色だと思うんですが、僕は一応両方の喉の状態で発声することができます。
しかしですね、ハイラリ時に激しく違和感を覚えるんですね。慣れないことしてるんで当たり前なんでしょうけど。
現在、邦楽の売れっ子の人達の声聞くとですね、とても違和感というか、嫌悪感というかを覚えることが多々あります。聴いてると自分の喉も同調して上がっている感じになるんです。で、途中で嫌になってしまう。
ハイラリがダメとは言わないんですけど・・・
もうちょっと上手く「拮抗」させればもっと聴きやすくて安定するのにとか余計なこと考えてしまいます。
ハイラリの状態で発声するのって楽なんですよ。勝手に裏声と繋がる。つまり喚声点を誤魔化せるんです。音色は好みなんでしょうかね。上ずって聴こえて音外れて聞こえるし、音色が楽曲とマッチしない事が多そうだしおすすめはしませんけどね。
極端なハイラリ脱却の為に参考になるヒント(独断)
・鼻腔共鳴✖
・チェスト音域の開発
・呼気のコントロール
・張り上げ✖
かな。ハイラリで鼻にかけた発声しちゃうと矯正難しそう。もしこれ読んで心当たりある方は要注意。
機械にゃ分からん部分
僕はもちろんカラオケが好きだ。最近コロナの営業で自粛しているが、週2回くらいで行っていた時期もある。今は専ら自宅で軽く練習程度。
カラオケに行くと必ず録音するようにしてます。帰り道はそれを聴きながら帰るのだけれど、最初は自分の声が嫌で仕方なかった。今でもそんなに好きではないが。
採点マシンがありますよね?音程や表現力等細かく採点される物です。
僕はいつも歌ってる曲なら90点はまず超えます。
お、今日はいつもより点が高いな。
その音源を帰りに聴いてみる。そして過去の物と比べる。
おかしいな。点は高いはずなのに以前録った物の方がよく聴こえるぞ?
これって不思議でもなんでもない。歌の上手さやその人の持ち味なんて機械には理解しようにないからだ。
カラオケ上手と歌上手の違いはそこにあると思っている。機械には上手い下手は判断できません。
本当に歌が上手くなりたければまずはしっかりとした声の下地を作るべきだ。人の琴線に触れる声を。
ピッチや抑揚は後からどうとでも出来る。テクニックも後から付いてきますよ。
がっかり
僕は独学で発声を研究している。そのうちわからないことが出てくる。試行錯誤を繰り返して正解を模索するが、自分の理論が合っているのかどうか調べたりすることもある。
最近とても参考になるトレーナーのブログを発見した。
そこには某トレーナー団体のことが書いてあり、なんぞや?と気になりYouTubeで少し見てみた。
座学に関しては言っていることはまともだなぁ。そう感じた。うなずける部分も多々あった。
実際に発声している動画はないのかと思い、検索する動画を発見。
正直がっかりでした・・・
声もペラペラ、高音もひょろひょろ、喉声が酷すぎて聴くに絶えず途中で視聴を止めました。
本人たちはあれでいいんだろうか?目指すべき所なんだろうか?
これから歌を歌っていこうという人へ、彼らは参考にしてはいけないと思います。
ここでは敢えてどなたかは書きませんが、彼らの言ってることを鵜呑みにはしないように。
すぐ高音がでるようになんてなりません。
お腹から声はでません。
発声練習だけじゃ歌は上手くなりません。
座学だけでは歌は上手くなりません。
呼吸について
ふと、なぜ腹式呼吸がよいと言われるんだろうと考える。
歌うだけなら正直そんなに必要と感じないし、アーティストのライブ映像とか見てても明らかに複式じゃないよねって人もいる。
最近わかった事、これは発声方法によって変わってくるなと。
僕の場合、地声よりの発声でビブラートも喉でかけているわけではない。補助的には動いてはいます。
感覚だけれども、横隔膜で揺らしている感じなんです。揺れ幅も大きめ。
これって腹式の方がやりやすいんですよね。むしろ腹式じゃないとできないかも?
巷ではいろんな呼吸法があります。どれが正解?なんて思考がぐるぐる堂々巡り。
また別記で説明しますが、一応現段階で答えが出てるやり方があります。簡単に言うと「緊張と緩和」です。
溢れかえるメソッド
YouTubeなどで、「ボイトレ」と検索してみると「高い声がでる方法」の様な動画がたくさん出てくる。それだけ皆さん高い声に憧れがあるってわけだ。
ミックスボイス。楽曲を上手く歌おうと思うと避けては通れぬ道です。
ミックスボイスとは?地声と裏声を混ぜて(そのままw)高い声を出す方法。これは半分当たり。記述式の問題なら△だ。
僕の答えはこうです。
ミックスボイスとはどの音域でも自由に行き来できる歌声を作り出す方法。
結果として高音域も無理なく発声することができる。
単に高い声が出るって訳ではないんです。
身近な歌が上手い人やトレーナーの方に聞いてみるといいです。出来てる人は発声を切り替えると意識している人はいないはずです。僕も意識していません。つまり歌声全部がミックスボイスなんです。
ではどうすればミックスボイスで歌えるようになるか?自分がやってた方法をご紹介。
まずは知識だけ溜め込むことは止めよう。理論は後から絶対ついてくる。楽器を用意しよう(ピアノアプリでも可)。弾けなくても問題なし。音を取りながら声を出すことによってピッチ感覚も身に付きます。
希に裏声が出せない人がいらっしゃるみたいですが、下記は裏声が出せる人に向けて書いてあります。すみません。
C3からE4に向けて白鍵盤を順に押してその通り発声してみよう。
注意点としては、声量を変えないこと。E4までたどり着けなくも大丈夫。一音一音丁寧に。
叫んだり極端に声量が上がらない音の限界点を探ったらその限界点から白鍵盤2、3つ高い音を裏声で発声してみよう。
ここでの注意点は顎が上がったりせず力みなく裏声を出すこと。頭は空っぽにしてください。そしてできれば地声と音量をあまり変えないこと。
裏声から、C3方向へ音を下降していってください。地声に引っくり返るはずです。
また地声から上昇してください。今度は裏声に返りますね?
何度か繰り返してください。そして模索していただきたいのは地声と裏声の差があまりなくなる状態。ここを探してください。
ハイラリだ、ローラリだ、あくびの喉だとか、そういった類は忘れてください。高確率で余計に力んでしまいます。あなたの自然な発声でいいです。喉が痛くなったり違和感が出たらその日は終了です。焦らないで、絶対できます。